Releasenote 11.2.0

出典: ScalixWikiJP

目次

Scalix 11.2.0 リリースノート

はじめに

Scalix 11.2.0をダウンロードしていただき、ありがとうございます。

Scalix 11.2.0 はScalixのリリースの最新バージョンであり、これまでのScalixのバージョンへの重要な拡張、バグ修正を含んでいます。 Scalix 11を導入されている場合は、最新のScalix 11.2.0へアップグレードしてください。

詳しい内容については米国サイトのリリースノート をご参照ください。

Scalixのインストール、設定、管理についての詳細は、Documentationにあるドキュメントを参考にしてください。 また、ScalixメールサーバとScalixアプリケーションをインストールした後に、次のオンラインシステムにアクセスすることができます。(これらヘルプは各アプリケーションに含まれています):

  • Scalix Web Access オンラインヘルプ
  • Scalix 管理コンソールオンラインヘルプ
  • Scalix Connect for Microsoft Outlook Online Help

また、Scalixバグトラックシステム(英語)でこのリリースノートに記載された問題についての詳細をご覧いただくことができます。

このリリースノートや公式製品ドキュメントへの追記情報については、Scalixフォーラム(英語)ご覧ください。

そのほかScalixについてのご質問は日本スケーリックスのお問い合わせフォームをご利用ください。

またコミュニティレベルでScalixユーザコミュニティでメーリングリストも運営されています。

アップグレードの際の注意点

アップグレードは次の点に注意して行ってください。Scalixのバージョンにより特別な操作が必要な場合もあります。

Scalix 11.0.0 からScalix 11.2へのアップグレード

Scalix 11.1から導入されたバグ修正を利用するために、Outlookにてスマートキャッシュを利用するプロファイルを新規に作成する必要があります。

Scalix 11.0.1、11.0.2、11.0.2.1から Scalix 11.2へのアップグレード

Scalix 11.1から導入されたバグ修正を最大限利用するためには、Outlookにてスマートキャッシュを利用するプロファイルを新規に作成する必要があります。

Scalix 11.0.3、11.0.4、11.1から Scalix 11.2へのアップグレード

Outlookのプロファイルの再作成やキャッシュの初期化を行う必要はありません。

omldapsyncコマンドを利用して外部ディレクトリからScalixのユーザやグループを管理している場合

Scalix 11.0.0 から Scalix 11.0.4 ではSun Java Runtime Environment 1.5.0 Patch 6 (JRE 1.5.0_06)がインストールされていましたが、Scalix 11.1 以降は Sun Java Runtime Environment 1.5.0 Patch 11 (JRE 1.5.0_11) がインストールされます。 Scalix 11.0.4 以前のバージョンから Scalix 11.2 へアップデートする場合は、Scalix Tomcat のインストールで自動的に新しいJREのバージョンにアップグレードされます。omldapsyncの既存の同期アグリーメントに新しいJRE設定を反映させるため、各同期アグリーメントの /var/opt/scalix/<インスタンス>/s/ldapsync/<同期アグリーメント名>/sync.cfg ファイルを次のように変更してください。

 変更前
   JAVA_HOME=/usr/java/jre1.5.0_06
 変更後
   JAVA_HOME=/usr/java/jre1.5.0_11

Scalix における日本語の取り扱いについて

Scalix 11.2.0 おいて機種依存文字が扱えないという問題を残しているものの、基本的には日本語の扱いに問題はありません。インターネット標準(RFC)に従っているメールであれば問題なく扱えます。

また各コンポーネントの日本語インターフェースおよび日本語への機能拡張については、日本スケーリックスにより提供されている日本語パッチにより有効にすることができます。日本語パッチにより次のコンポーネントの日本語化が可能です。

  • Scalix Server
  • Scalix Web Access
  • Scalix Administration Console
  • Scalix Outlook Connector(一部を除く)

日本語を取り扱う際の注意点

現在、Scalixの日本語対応は大部分日本スケーリックスが提供しているパッチにより提供されています。そのため、Scalixのアップデートの際には、その都度Scalixのバージョンに対応した日本語パッチを適用してください。

また、現時点でのScalixにおける日本語取り扱いの問題点についてはScalixの日本語の取り扱いにおける既知の問題と対処方法をご覧ください。

その他の注意点

  • ScalixのOutlookの日本語対応は、UTF-8の文字コードの取り扱いの制限により、Microsoft Windows 2000 および Microsoft Windows XP(64-bit版を含む)で動作するOutlook 11 (2003)のみとなります。
  • 現バージョンでは、Scalix Connect for Outlook は、日本スケーリックスのサポート対象ではありません

Scalix 11.2 での新しい機能

Scalix 11.2 では次の機能が追加されました。

システム全般

  • Fedora Core のサポートは Fedora 7(32-bitと64-bit)となりました。
  • OpenSuSE のサポートは OpenSuSE 10.2(32-bitと64-bit)となりました。
  • ASPでの利用を考慮したホスティングエディションに導入により、ライセンス条項が追加されました。これによりライセンス上、単一のScalixインスタンスを、独立した複数のパーティションへ分割できるようになりました(マルチテナント機能)。また、このマルチテナントでの運用向けに、各パーティション毎のアドレス帳、配布リスト管理が行える機能が追加されました。今回の機能、ライセンスの拡張によりScalixのASPでのホスティングが可能となります。ライセンスについての詳細はScalixの営業部門へご質問ください。

Scalix Server

  • Admin Resource Kitとして個別にダウンロードが必要だったsxaaツールが、公式にScalix製品の一部となりました。古いバージョンのsxaaをインストールしている場合は、プログラムを削除してください。 新しいバージョンのsxaaは /opt/scalix/bin へインストールされます。
  • omscan の実行時間を設定できるようになりました。これにより営業時間中のサーバへの負荷を軽減することができます。(機能強化 #14894)

Scalix Connect for Outlook (Scalix "プレミアム" ユーザのみ)

  • Scalix Connect for Outlook は Outlook 2003 の Microsoft Active Sync 4.5(Windows Mobile 5.0、Windows Mobile 6)を使ったUSB接続経由での同期をサポートします。 (注: Outlook Scalix Connectについてのその他の情報は 既知の問題と対処方法 をご覧ください。)

Scalix 11.1 での新しい機能

Scalix Server

  • Scalix Server は 32-bit (i386) または 64-bit (x86_64) プラットフォーム上の RedHat Enterprise Linux 5 (RHEL5) をサポートします
  • SMTPリレーを再起動せずに、外部的にSMTPトレーシングを有効にすることができます。(機能強化 #15268)
  • 処理中メッセージのIDがプロセスコマンド ps の出力に表示されます。 (機能強化 #15272)

Scalix Web Access

  • ユーザが自分自身のニックネーム/アドレス解決キャッシュをクリアするためのメニュー項目を追加しました (機能強化 #15274)
  • ログイン時にスプラッシュ画面が表示され、ログイン処理の進行状況を見ることができるようになりました。
  • メール作成時の画面において宛先の履歴を削除するメニューが追加されました。

Scalix Connect for Outlook (Scalix "プレミアム" ユーザのみ)

  • 削除されたキャッシュを自動的に再作成したり、トラブルシューティングの目的で、ユーザプロファイルの再作成をせずに、手動でキャッシュを再作成できる機能が Scalix スマートキャッシュに追加されました。(機能強化 #13518#15307)


サポート対象環境

サポート環境(Linux)

Scalix 11.2 は次のLinuxプラットフォームで動作します。

  • サーバソフト (i386, x86_64): Red Hat Enterprise Linux 4 および 5; SUSE Linux Enterprise Server 9 および 10; Fedora 7; OpenSuSE 10.2
    • 注: Fedora 7 と OpenSuSE 10.2 へのScalixのインストールは、評価目的でのみご利用ください。Fedora 7 と OpenSuSE 10.2 は、他のLinuxのエンタープライズ製品と比べアップデートの頻度やリリースサイクルの関係上、運用に適していません。
  • Scalix Connect for Outlook: Microsoft Windows 2000 および Microsoft Windows XP(64-bit版を含む)で動作する Outlook 9 (2000), Outlook 10 (2002/XP) および Outlook 11 (2003)。
    • 注: Scalix Connect for Outlook は Microsoft Windows Vista 上の Outlook 11 (2003) で動作したことが報告されています。 Windows Vista と Outlook 2007 のサポートは次のリリースに予定されています。
    • 注: マルチリンガル環境でのScalix Connect for Outlookの利用はOutlook 11 (2003)上でのみ利用できます。
  • Scalix データベース: PostgresQL 7.4.x またはそれ以降
  • Scalix Web Access と Scalix Management Console (ブラウザ): Windows環境の IE 6 SP2 と IE 7; Windows、Mac OS/X、Linux環境の Firefox 1.5.x と Firefox 2.0.x。
  • Scalix Mobile Web Client: Palm OS、 Windows Mobile 、 Blackberry

注: Debian GNU/Linux ベースのディストリビューション用のコミュニティーエディション・パッケージもダウンロードできます。

動作環境

最低限の動作環境については、『Scalixインストールガイド』 を参照してください。

注意点 Scalixシステムのパフォーマンスはストレージの性能に大きく依存します。アプリケーションとしてのScalixは大部分IO-boundであり、ファイルに対して小さなブロックサイズのランダムな読み込み/書き込み (read/write)同期を行っています。

また、パフォーマンスの低下やメッセージストアの破損を引き起こす可能性があるのため、NASフィルタなどを使ったNFSやSMBベースのストレージをScalixのメッセージストアにすることはサポートの対象外となっています。Linuxカーネル 2.6.xでNFSクライアントとしてLinuxを利用している場合、Scalixが多くを依存するファイルの書き込み制御に関する問題の発生が、全てのディストリビューションで確認されてもいます。

Scalixのメッセージストの最適な設定はハードウェアRAIDを利用してRAID 1+0で運用することです。 ScalixのRAID 5での運用は、ScalixのディスクI/Oパターン(小さいファイルのランダムな書き込み)ではパフォーマンスが悪く実用的ではありません。大規模なシステムではiSCSIやファイバーチャネルベースのSANを利用してください。

パッケージング

Scalix 11.2.0 リリースは1つのgzip圧縮されたtarアーカイブファイルとして提供されています。Scalix 11.2.0 は次のコンポーネントから構成されています。

Component Build
Scalix Installer 11.2.0.52
Scalix Server 11.2.0.11121
Scalix Management Services (SAC, RES) 11.2.0.52
Scalix Messaging Services (REST) 11.2.0.52
Scalix Web Access (SWA) 11.2.0.52
Scalix Mobile Web Client (Mobile) 11.2.0.52
Scalix Search and Indexing Services (SIS) 11.2.0.52
Scalix Text Extractors for Indexing and Search

[1]

1.0
Scalix DB (Postgres) 11.2.0.52
Scalix Tomcat Connector 11.2.0.52
Scalix Tomcat 5.5.23.342
Scalix Connect for Outlook (MAPI) [2] 11.2.0.52
Scalix Connect for Evolution 11.2.0.52
Scalix Migration Tool (SMT) [3] 11.2.0.52
Scalix Active Directory Extensions (ADE) [4] 11.2.0.52

既知の問題と対処方法

Scalixインストーラー

問題 対処方法
Scalix サーバホストにSLES 9 をインストールした場合、python-gtk-2.0.0-215.1 も自動的にインストールされます。このバージョンのパッケージのインストーラでは、次のエラーメッセージが表示されます。

Error: Please upgrade python-gtk package to version 2.0.0-215.3 or newer, currently installed version 2.0.0-215.1 contains a bug that affects Scalix Installer.

Scalixインストーラを終了させ、YaSTを使って python-gtk パッケージをアップグレードしてください。
インストール後、Scalix管理コンソールの自動起動で、"Shell-init: error retrieving current directory: ==getcwd: cannot access parent directories: No such file or directory." というエラーメッセージを表示することがあります。このメッセージは無視して、ブラウザを起動させてください。 なし
インストールウィザードのアップグレードプロセスで、メッセージサービスまたはPostgreSQL データベースを再構築すると、Scalix Mobile Web クライアントへのログインがロックアウトされてしまうことがあります。 PostgreSQLのパスワードを変更した場合は、platform.propertiesファイルを書き換える必要あります。

このファイルは、<instance>/platform/platform.properties にあります。 これを変更した後には、Tomcatを再起動してください。 データベースがScalix serverとは別のサーバにある場合は、手動で変更を行ってください。

圧縮されたフォルダから直接 Scalix Connect for Outlook のインストーラーであるsetup.exe を起動すると、インストールは正常に完了しますが、インストールの最後にクラッシュが発生します。 圧縮フォルダを一度解凍し、setup.exeを起動してください。
digコマンドが利用できない場合、インストールが警告もなく終了します。 digコマンドがインストールされていることを確認してください。 一般的なLinuxディストリビューションでは、標準でインストールされているパッケージです。
Scalix スモールビジネスエディション(SBE) や エンタープライズエディション(EE) をアップグレードする場合、アップグレード中 Scalix Server が起動しなかったり、ライセンスマネージャーが突然終了する場合があります "omstat -a"コマンドを使ってライセンスモニターのステータスをチェックしてください。 起動していなかったり、異常終了している場合は、"omshut"や"omrc"コマンドを使って再起動してください。

Scalixメールサーバ

問題 対処方法
ScalixシステムをSUSE Linux Enterprize 9(SLES9)へインストールした場合、Outlookユーザは、WindowsとSLE9 間でのシングルサインオンが利用できません。このことは SLES9 で提供されている、Heimdal Kerberosの実装における欠陥に起因します。 MIT Kerberos を実装している SUSE Linux Enterprise Server 10 (SLES10)にアップグレードしてください。
[iCal 関連]
  • Exchange 5.5 は iCal をサポートしていません。従って、SWAで作成されたミーティングリクエストとOutlook/Exchangeから"iCalendarとして転送"を使って送信された会議出席依頼は、正常に動作しません。
  • iCalでキャンセルされたミーティングは"空き時間"にならずに"借の予定"になります。
  • Outlook 2002 (Outlook 10) のIMAP接続のプロファイルはiCal形式のメールを認識できません。Outlook XPでiCal形式のメールを表示させるにはメール本文のContent-Typeヘッダがtext/calenderである必要があります。iCal形式のメールは通常multipart/alternative形式で送信されます。この形式のメールはOutlook 11のIMAP接続では正常に表示されます。従って、Outlook 10のIMAP接続でiCal形式のメール処理を行わないでください。
  • ローカルタイムで複数のタイムゾーンにわたる"終日"イベントは"終日"のチェックボックスにチェックが付きません。
  • 高度な繰り返しパターンはサポートされていません。例えば、2週間ごと、火曜日と日曜日(月の中で週が月曜日から始まる場合)、毎年12月の最初の週末、など。
  • iCalのミーティングへの招待への時間変更機能はサポートされていません。Scalixは現在 iCal のCOUNTERメソッドをサポートしていないからです。
  • "定期的なアイテム"(定期的なミーティングなど)へ前回ミーティングで変更などを行った場合、"定期的なアイテム"へのテキストのアップデートは、表示されない場合があります。
  • EvolutionからOutlookへミーティングへの招待メールを送信する場合は、"任意出席者"の出席者状況の情報が失われ、全ての出席者が"必須出席者"として表示されます。
[iCal 関連の問題に対する対処方法]
  • Exchange 5.5 と Scalixの間でのカレンダー機能を機能低下なしに利用するにはTNEFでのメール配送を利用し、クライアントにはOutlookを使ってください。
  • "空き時間"を時間表示欄に表示させるには、キャンセルの返信を受け取った時に手動でミーティングを削除してください。
  • Outlook 10のMicrosoft側の問題です。




  • なし


  • なし


  • なし
  • なし
Scalix接続中にユーザ名が変更された場合、SWAまたはOutlookからログインすることができなくなります。 これは、Scalix管理コンソールまたは、ommoduコマンドからの変更の両方にあてはまります。 SACまたはコマンドラインからのいかなる変更も、ユーザがログオフしてから行ってください。 その後、SACを使ってユーザレコードを変更するか、もしくはコマンドラインから次のコマンドを発行してください。:

ommodu --requireSignoff -o "<name> "

<name> には、ユーザのScalix名が入ります。

あるサーバから他のサーバへユーザアカウントが移された場合は、ローカルキャッシュはユーザの新しいサーバアドレスから更新されません。 ユーザが他のサーバに移された場合は、プロファイルとキャッシュを再作成する必要があります。
スマートキャッシュモードでスマートキャッシュを使用している場合、マルチサーバScalix Enterprise Edition 環境でユーザのメールボックスがあるサーバから他のサーバへ移された場合は、ユーザのディスクトップ上で新しいプロファイルを作成し、ユーザのキャッシュを再度初期化してください。 新しいプロファイルをユーザのディスクトップ上で作成し、ユーザのキャッシュを再度初期化してください。
SACに登録されていないサーバから管理者権限でログインできる可能性があります。 それぞれのサーバの設定で、異なるドメイン管理パスワードを設定してください。インストール中に設定可能であり、sxqueryadminユーザのパスワードとなります。
Scalix 11のアップグレード後、パブリックフォルダへのメールを許可する設定する新規、既存を含む全てのディレクトリエントリは、common name(CN)の値の手動設定を行う必要があります。もし設定していない場合はsendmail interfaceでUser Unknownとして処理されます。 次のコマンドをフォルダ毎に実行してください。

ommodent -e S=+BB/IA-FORMAL=public.folder@domain.com -n "CN=Public Folder Name"

このときIA-FORMALの値はパブリックフォルダのInternet addressであり、CNはパブリックフォルダの名前となります。

SMTPFILTER=TRUE オプションを使用している場合、デフォルトアクセス権限が設定されていない配布リストに対して、外部からメールを送信することができません。 外部からメールを送ることができないように次のようにPDLを設定している場合、

omaddaci -l PDL-Name -f Default -c read

ldapmapper が設定したアドレスを、通常ScalixのLDAPサーバの名前がわからなくなるため、「保護された」PDLとして有効なScalixアドレスと認識しません sendmailはScalixへメールを返送する際、ldapmapperを利用しています。ldapmapperがこれらのアドレスを適切に認識できるためには、認証されたLDAP管理者アクセスが必要になります。 このLDAP管理者認証はそれぞれのサーバのScalixのインスタンスの ~/sys/ldapmapper.cfg ファイルへ設定を追加する必要があります。

DN=cn=sxqueryadmin PASSWDFILE=../../caa/scalix.res/config/psdata

この場合、インストール中に作成したScalix Management Service用の管理アカウントを利用しています。 また、別の管理アカウントを作成することも可能です。 詳細はldapmapper(8)のマニュアルを参照してください。

通常のユーザを、ommodu --resource y コマンドでリソースに変更すると、予定表フォルダが自動的に作成されず、パーミッションも正しく設定されません リソースを作成する場合は、既存のユーザをリソースに変更するのではなく、管理コンソールまたはommoduで新規に作成してください。
Red Hat Enterprise Linux 5 (RHEL 5)でSMTPへのTLSを有効にするためのstunnelの設定が機能しません。 RHEL5でstunnelでTLSを無効にしたSMTP over SSLを利用してください。 あるいは、Red Hat のサポート窓口へ連絡し、バグフィックスを提供してもらってください。

Scalix Search and Index Service

問題 対処方法
Outlook または SWA から全文テキスト検索を行った場合、複雑なメッセージに含まれるキーワードや、バイナリの添付ファイル[5]は検索できない場合があります。 Scalix 11.0.x リリースでは、いくつかの検索についての問題が対処されています。これらの対処を行うためには、ユーザのメールボックスに対して、再度インデックスを構築するする必要があります。メールボックスのインデックスを再構築する方法についてはこちら HowTos/インデックスの再構築を参考にしてください。
前方一致検索が正しく動作しません。 なし。今後のScalixのリリースで解決される予定です。

Scalix 管理コンソール(SAC)

問題 対処方法
メッセージサイズの上限を越えたユーザに対して、メッセージ上限を削除しても、メッセージを受信することができない。 メッセージ上限値を削除した後には、Client Interface、Service Router、Local Deliveryのサービスを再起動してください。
Scalix接続中にユーザ名が変更された場合、その後再びSWAまたはOutlookからサインインすることができなくなります。 ユーザ名の変更は、ユーザがログオフしてから行ってください。 または、次のコマンドで、ユーザを強制的にサインオフしてください。:

ommodu --requireSignoff -o "<user_name>"

管理ユーザがワンタイムパスワード(次回のログインでパスワードの変更を要求されるもの)利用していた場合、そのパスワードが再設定されるまで、ユーザは管理コンソールにログオンできません。 管理ユーザは管理コンソールにアクセスする前にパスワードを変更させる、もしくは、コマンドライン(ommmodu の -E オプション)で設定されたフラグを削除してください。あるいは、管理ユーザにはワンタイムパスワードの使用を避けてください。

Scalix Connect for Microsoft Outlook (Scalix "プレミアム" ユーザのみ)

問題 対処方法
電子メールメッセージの本文に埋め込まれるOLEオブジェクトは、メッセージ受取人によっては、利用できない場合があります。 OLE データを添付ファイルとして送信してください。
Outlook 2002では、メッセージをプレビューでみる際に、インスタントメッセージ機能を有効にしていると、応答時間に影響を与えます。 インスタントメッセージ機能を無効にしてください。
既存のあらかじめ存在するフォルダ("Inbox"など)と同じ名前のフォルダを追加すると、SWAや他のIMAPクライアントから、そのフォルダを開いたり使用したりすることができなくなります。 SWAを使って、メールボックスをチェックしたい場合は、フォルダ名 "Inbox" (または "Draft" または "Junk E-mail"、など) となるフォルダを作成しないでください。
一旦、スマートキャッシュが有効になると、非スマートキャッシュモードに戻ることができません。 キャッシングを中止したい場合は、スマートキャッシュ機能が無い新しいプロファイルを作成してください。
ASCI文字以外のdisplay nameあるいはcommon nameでのSWAとOutlookへのログインはサポートされていません。 なし
代理人としてログインしたユーザは、代理人を指定したユーザ(被代理人:本人)によって作成された新しいフォルダが表示されているにもかかわらず、そのフォルダを開くことができないことがあります。 このことは被代理人が代理人を追加した直後、被代理人のメールボックスに新しいフォルダを作成した場合に発生します。 Outlook を再起動すると、新しいフォルダが代理人からアクセスできるようになります。
Microsoft Outlook クライアントから、Blackberry デバイスにクレードル同期する場合は、Blackberry デスクトップマネージャ 4.1.x または 4.2.x を使用し、Scalix バージョンにカスタマイズされた Intellisync ファイル ilxolk.fil をリプレースしてください。 カスタマイズされた .tar.gz ファイルが software/scalix_connect_outlook/extras 配下に置かれています。 Scalix/Intellisync についてのパッチファイルをインストールする場合は、Scalix connect for Outlook ソフトウェアパッケージの"extras" サブディレクトリにあるアップデートファイルと、Blackberry Desktop Manager 4.1.x and 4.2.xのインストール手順書を見てください。
電子メール以外のフォルダがOutlookを開始する前に最初に表示されるように設定されている場合、Scalixルールウィザードはロードに失敗し、サーバへの接続が失敗します。 最初に表示されるフォルダとして、Inboxを指定してください。
Outlook 2003 に Active Virus Shield がインストールされ、有効になっている場合、Outlookでメールを送信すると、デッドロックが発生します。 Active Virus Shield の 'Scan on delivery' を無効にしてください。
  1. Outlook を起動します。
  2. ツールメニューから、"オプション" を選択します。 オプションダイアログが表示されます。
  3. "Active Virus Shield" タブをクリックします。
  4. "Settings" セクションで、"Scan on read" と "Scan on Send" と "Scan on delivery" のチェックボックスからチェックを外します。
  5. "Ok" をクリックします。
スマートキャッシュが有効になっているプロファイルを使用すると、キャッシュの初期化に時間がかかり、また、ワークステーションでオンライン・ファイルシステム保護を備えたウィルス・スキャナを実行する場合、パフォーマンスは低下します。 オンラインアクセスのスキャン対象から、次のディレクトリツリーに含まれるファイルとサブディレクトリを外してください。:

C:\Documents and Settings\<Windows Username>\Local Settings\Application Data\Scalix\Scalix\MAPI\Profiles

ActiveSyncの問題:
  • Scalixのスマートキャッシュを有効にしたOutlookプロファイルでActiveSyncを利用しており、オフライン中にOutlook側で作成し、変更がローカルキャッシュへ適用される前にデバイスと同期された場合、アイテムへの変更は保存されません。
  • 繰り返しの予定を同期する際には、作成される予定に例外がある場合、予定が失われる可能性があります。
  • ActiveSyncで同期したメールへの返信はできません。
なし。今後のScalixのリリースで解決される予定です。

Scalix Web Access

問題 対処方法
高解像度ディスプレイでInternet Explorerを使う場合、96dpi以外のdpi設定を行っているユーザは、SWA 中のモーダル・ダイアログの情報が一部表示されないことがあります。 Windows コントロールパネル -> 表示プロパティで、dpi設定を標準サイズ(96 dpi) に設定してください。
ユーザのマシンにインストールされた、ポップアプブロック機能により、SWAの開始が妨げられることがあります。 ポップアップブロック機能を無効にするか、SWA の URL を許可するサイトのリストに追加してください。
下書きフォルダは同じメッセージの複数のコピーが存在する場合があります。 送信した後で、余分なものを削除してください。
SWAのアップグレードでは、カスタマイズしたログインページは保持されません。 アップグレードの前にカスタマイズを行なったindex.htmlとweb.xmlをコピーし保存してください。アップデート終了後、保存しておいたファイルを参考に新たにログインページを作成してください。

Scalix Migration Tool

問題 対処方法
Microsoft Exchange の移行中の不在設定は移行できません。 移行期間中に"不在設定"を行った場合は、移行後"不在設定"の設定が解除されています。 移行後、Scalixで"不在設定"を再設定してください。
Scalix Migration Toolでユーザを移行する場合は、ScalixとOutlookの仕振り分けルールは互換性がないため保存されません。 なし

脚注

  1. テキスト抽出は、Microsoft Office (Word、Excel、Powerpoint) や PDF ドキュメントなどのインデックシングも行います。それらは、Scalixスモールビジネスエディション(SBE)またはエンタープライズエディション(EE)でのみ、利用できます。
  2. Scalixコミュニティエディションダウンロードでは、Scalix Connect for Outlook (MAPI) は別の ZIP ファイルダウンロードに分かれています。
  3. Scalix Migration Tool は、Exchange 5.5、2000、2003 から Eメール、予定表、連絡先などのオブジェクトを Scalix に移行するための、別売りの製品です。詳しい内容については、Scalix Salesまでお問い合わせください。
  4. Scalix Active Directory 拡張は、Scalixスモールビジネスエディション(SBE)またはエンタープライズエディション(EE)でのみ、利用できます。
  5. バイナリファイル(Word, PowerPoint, Excel, PDF)のインデックシングは、Scalix Small Business Edition (SBE) または Scalix Enterprise Edition (EE) でのみ利用可能です。

Scalixの日本語の取り扱いにおける既知の問題と対処方法

Scalix Server

日本語関連の問題 対処方法
メッセージストアに大量にメールがある場合、スマートキャッシュを有効にすると、キャッシュの初期化が終了しない場合があります。 スマートキャッシュを無効にしたプロファイルから接続を行ってください。
表示名がCommonNameで表示されたり、アドレス帳で日本語名が検索できない場合があります。 ユーザの姓、名、表示名には英文字を使用してください。

Scalix Connect for Microsoft Outlook (Scalix "プレミアム" ユーザのみ)

日本語関連の問題 対処方法
ASCII以外の文字を表示名もしくは共通名(Common Name)に使用すると、SWAまたはOutlookへのログインがサポートされません。 なし
送信アイテムフォルダのアイテムで、件名に 178 internationalized characters 以上の文字が含まれていると、件名が空で表示されます。 なし
国際的なキャラクターセットとUnicodeのサポートは、Outlook 11 では機能しますが、Outlook 9 と 10 では機能しません。 Unicode サポートが必要な場合は、Outlook 11 を使ってください。
受け取ったメールの機種依存文字の表示ができません。 なし
ユーザ名が表示名ではなくCN(Common Name)や姓で表示されてしまうことがあります。(#11984 #13162 #13320 #14443) Scalix Outlook Connector を使ってアクセスするユーザを作成する場合は、姓と名をアルファベットで入力してください。
アドレス帳での検索で、日本語の名前が正しくヒットしません。(#13465) なし
スマートキャッシュを有効にした場合、受信したメールの送信者名が、代理人として表示されることがあります。(#15414) なし
Outlookから入力した機種依存文字が、Outlook以外のメーラで表示されないことがあります。(#15466) Outlookでのメール作成時文字コードをUTF-8に指定してください。
Outlookで作成したリッチテキストのメールが、Linux上のthunderbirdで表示できない場合があります。(#15398) Linux上のthunderbirdでメールを表示したい場合は、general.cfg の設定から、"UXO_MIME_TEXTFILE_ENCODING=N" を外してください。なお、この設定を外すと、サイボウズなど他のメールソフトでメールが表示できなくなる場合があります。
スマートキャッシュを有効にした場合、スマートキャッシュの初期化が完了しない場合があります。 なし。スマートキャッシュを無効にしたプロファイルからScalixに接続してください。
日本語化されたScalix Outlook ConnectorのScalix独自のメニューの中に動作しないものがあります。 なし

Scalix Web Access

日本語関連の問題 対処方法
ASCII以外の文字を表示名もしくは共通名(Common Name)に使用すると、SWAまたはOutlookへのログインがサポートされません。 なし
Mac OS で Firefox2.0 を使用すると、日本語入力がうまく行われません。 Mac OS では Firefox1.5 を使用してください。
受け取ったメールの機種依存文字の表示ができません。 なし
機種依存文字が含まれるメールを作成すると文字エンコーディングはUTF-8で送られます。 なし
文字エンコーディングの指示がないメールは正しく表示できません。 なし
Internet Explorerでは長いファイル名の添付ファイルはダウンロード時に短く切りつめられます。 なし。これはInternet Explorerの仕様です。
SWAにおいて追加メールボックスの日本語のフォルダ名が化けます。(#14436) なし
ルールウィザード(Rules Wizard)のタイトルバーで日本語のユーザ名が正しく表示できません。(#13951) なし
Firefoxで作成したメールで連続したスペースが含まれると文字エンコーディングがUTF-8で送られることがあります。(#14688) なし
スケジュールの作成で日本語ファイル名のファイルを添付すると、ダウンロードできません。(#14686) なし

Scalix Mobile Web Client

日本語関連の問題 対処方法
受け取ったメールの機種依存文字の表示ができません。 なし
機種依存文字が含まれるメールを作成すると文字エンコーディングはUTF-8で送られます。 なし
文字エンコーディングの指示がないメールは正しく表示できません なし
日本語の添付ファイル名が正しく表示できていません。 なし
Internet Explorer Mobileで日本語のファイル名の添付ファイルはダウンロード時に正しいファイル名を取得することができません。 なし
携帯機器向けのOperaでは日本語のファイル名の添付ファイルをダウンロードすることができません。 なし