TB/TB-2008-01-CALDAV

出典: ScalixWikiJP

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目次

概要

Scalix 11.3ではCalDAVに対応しているクライアントのサポートを始めました。 CalDAVはインターネット標準(RFC4791)に基づきますが、実装は多様です。 この文書は特定のクライアントの設定方法と既知の問題と制限事項を管理します。

Scalix 11.4では他の改善と同様にApple iCal.appのCalDAVスケジュールの仮サポートも追加しています。

Apple iCal

概要

Mac OS/X 10.5 (Leopard)のApple iCalはCalDAVに対応しています。 このiCalはバージョン3.xです。以前のバージョンではローカルのカレンダーかウェブからダウンロードできるもののみしか扱えません。以前のバージョンではScalixのカレンダーをダウンロードして読むことはできますが、CalDAVはカレンダーの予定を編集できることが必要です。そのため、バージョン3.x以降が必要です。

設定

1. iCalにCalDAVアカウントを追加するためには、"iCal->環境設定->アカウント"を選び、"+"ボタンを押します。

Image:TB-2008-01-CALDAV-iCal-AddAccount-01.png

2. 次の画面が表示されます。

Image:TB-2008-01-CALDAV-iCal-AddAccount-02.png

次の情報を入力します。

説明: アカウントに関するお好みの記述。これはメインのiCal画面で表示されます。

ユーザ名: Scalixサーバのユーザ名

パスワード: Scalixサーバのパスワード

アカウントのURL: ScalixのCalDAVサーバのURL。これは次のURLの形式で記述します。

http://<servername>/api/dav/Principals/user@domain

ここで、<servername>はScalixサーバのFQDN(完全修飾ドメイン名)かIPアドレスです。 user@domainはユーザのプライマリメールアドレスです。 プライマリメールアドレスがわからない場合は、ウェブブラウザを開き、http://<servername>/api/userinfoにアクセスし、あなたのユーザ名とパスワードを入力してください。 <smtpAddress>というXML要素の中にプライマリメールアドレスを見つけることができます。

注記: サーバがSSLを使うように設定されている場合には、上記の例でhttpの代わりにhttpsを使ってもよいです。

認証に Kerberos v5を使用は選択しないでください。現状ではScalixはhttp接続におけるKerberos SSOをサポートしていません。

3. ダイアログで、追加ボタンを押してください。iCalのメイン画面に戻り、iCalはScalixサーバに接続し、利用できるカレンダーを表示するはずです。

他の機能

  • Scalix 11.4では、iCalを使って新しいカレンダーを作成することができます。これはScalix 11.3ではできません。カレンダーの記述や表示カラーを設定したり、サーバ上のユーザのメールボックスにこれを保存したりすることができます。
  • Scalix 11.4では、会議の招集を行うことができます。他のユーザの空き時間情報を確認できます。これはScalix 11.3では利用できません。

制限事項

  1. 他のユーザのカレンダーにアクセスする委任機能を利用できません。
  2. iCalで作成された予定の空き時間情報は他のユーザには公開したり、表示したりしません。

注記: この制限はScalixの将来のリリースでなくなる予定です。

訳者注記: SWAやLightning/Sunbirdで入力したカレンダーイベントのタイムゾーンID(TZID)の形式によっては、iCalはタイムゾーンを正しく認識せず、時間がずれて表示されることがあります。

Lightning/Sunbird

このパートは日本独自のコンテンツです。

概要

LightningとSunbirdはMozillaのCalendar Projectにより開発されているCalDAV対応のカレンダーアプリケーションです。LightningはThunderbirdのアドオンとして組み込みます。

使用する場合はVersion 0.7以降を使ってください。 Version 0.8はScalix 11.4で対応しています。Scalix 11.3では繰り返しのイベントを正しく扱えません。

設定

1. カレンダー一覧のウィンドウにてコンテキストメニューを開き、'New Calendar'をクリックします。

2. カレンダーの作成画面が表示されるので、'On the Network'を選択して、次に進みます。

3. Format:として'CalDAV'を選択して、Location:に次のURLの形式で記述します。

http://<servername>/api/dav/Calendars/Users/<user@domain>/<FolderName>

ここで、<servername>はScalixサーバのFQDN(完全修飾ドメイン名)かIPアドレスです。 <user@domain>はユーザのプライマリメールアドレスです。 プライマリメールアドレスがわからない場合は、ウェブブラウザを開き、http://<servername>/api/userinfoにアクセスし、あなたのユーザ名とパスワードを入力してください。 <smtpAddress>というXML要素の中にプライマリメールアドレスを見つけることができます。 <FolderName>はカレンダーのフォルダ名です。Scalixの個人のカレンダーのフォルダ名は通常は'Calendar'です。

注記: サーバがSSLを使うように設定されている場合には、上記の例でhttpの代わりにhttpsを使ってもよいです。

4. Name:にお好みのカレンダーの名前を記述し、お好みの色を選択したら、次に進んでください。

5. カレンダーの作成が完了した画面がでますので、完了ボタンを押してください。以上で設定完了です。

制限事項はiCalとほぼ同じです。

注記: Lightning/Thunderbirdで入力したイベントデータのタイムゾーンをiCalで正しく認識させるために、設定エディタ(Config Editor)で'calendar.timezone.local'の値を'Asia/Tokyo'のような形式に変更してください。デフォルトでは'/mozilla.org/20070129_1/Asia/Tokyo'というような形式の値が入っています。